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人間の思考はシンボルの集まりを再度シンボルとして認識することで進行してゆく。例えば、以下の問題*1を解く場合について例に考える。これは Bongard Problem...
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僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。という気持ち――気概と言ってもよいかもしれない――を取り戻していきたいと思う。近頃の僕はどうも言葉を意思疎通(これには自分自身との対話も含まれる)にばかり浪費している。それではいけない。光あれ、と神が唱えたその言葉こそが僕でなければならないのだ。
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言語においてはミイラ取りは必ずミイラになる。相手を説得しようとすることは、相手の言葉を覚えることだからだ。多数の人々が曲がりなりにも共通の世界観を維持できているのは、この作用に依るところが大きい。もちろん身体的な同質性により生活環境が似通いがちだというのもあると思うけれど。...
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言語化するということは、強弱の世界から有無の世界に移るということだ。 Philosophische Untersuchungen を全文丸暗記してみようと思った。言葉の意味や文法は気にせず、ただの音と文字の並びとしてすべて頭の中に収めてみる。それが終わったとき、僕の目にはドイツ語世界がどのように見えているだろうか。僕の脳は何を理解しているだろうか。少し興味がある。...
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自分の心を観察するときは、推測を挟んではいけない。少なくとも共通言語の論理で推測してはいけない。それは自分固有の狂気を殺すことに繋がる。まず心が混沌を語るのを聞き、そこにある論理を引き出していかねばならない。...
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現実を歪めたり覆い隠したりするような言説をユーモアとは呼びたくない気持ちがあります。ユーモアは知性を明晰にするものであってほしいと思う。まあでも歪みのない現実など幻想なわけで、これはただ自分の狭量さの表出に過ぎないのかもしれない。 言葉にするとなにもかも他人事になってしまう。つねに自分事として語れる人のことを詩人と呼ぶのかもしれない。僕は詩人になりたい。...
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ここ数日、脳がわからない問題を延々考え続けるモードに入っていて気分が休まらない。モードから出るには「解けた!」という実感が大事なのだけど、世の中そんなにすっきり解ける問題ばかりではなく。...
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資本主義に加担するのが嫌になってきたので資本を投入してこのブログの広告を消した。矛盾。 明文化されたルールなど大きのない点に過ぎない。点と点の間を内挿する仕組みがあって初めて現実に人間を縛りうる。内挿の仕組みとしては今のところ人間の直感をおいて他になく、それが失敗する場合は新たに点を付け加えることになる。...
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今日覚えたドイツ語の文。僕にはまだ時間がある。Ich hätte gerne ein gutes Buch hervorgebracht. Es ist nicht so ausgefallen; aber die Zeit ist vorbei, in der es von mir verbessert werden könnte.
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自由に生きるということについて考えていた。考えたことを書き残しておこうと思ったのだが、うまく言葉にならなかったので延期。 ファッション孤高と、天なる神が見ていてくれればそれでよいという態度。
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資本主義の道徳法則があるとしたら、それは「自分がよいと思えないモノでお金を稼いではいけない」あたりになるのではないか、と思った。データドリブンなマーケティングは正直言って非倫理的だと感じる。人間の認知をハックしてはいけない。
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この身体に何年も生きてきて、どんな動きも自在にこなせる気でいるが、たとえばピアノの前に座ってみれば、簡単な曲すらこの手では奏でられないことに気づく。脳みそだって同じだろう。僕は汎用知性なんかではない。弾けない曲は大量にあり、普段はそのことに気づきすらしない。かなしい。
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